AUTOSAR BSW先行検証

昨今の自動車向けソフトウェア開発に適用される各種仕様や国際規格は多様化の一途を辿っています。それに伴い、製品仕様や評価仕様に関しても、適用する各種国際規格等に準拠して行く必要が発生しますが、この適合確認には適用される規格の数に比例して膨大な工数が必要となります。併せて、AUTOSARならではのBSWについても同様に、顧客独自の仕様から国際規格まで幅広く適合確認が必要となります。

長年の自動車向けソフトウェア開発で培った各社OEM仕様や国際規格に関する知識のみならず、BSW及びツールの豊富な取り扱い経験を最大限に活かしたFeasibility Study(実現可能性調査)サービスで各種先行開発を強力に支援します。

汎用性が考慮されているBSWですが、必ずしも仕様の実現に都合の良いものとは限りません。想定した仕様に対して実現の障害となる課題を検出するため、過去の組み込み開発経験で得たスキルを最大限活用し、量産前に試作実装をすることで仕様の実現性検証や改善提案を実施しています。OEMとベンダーによるISOの解釈違いの検出や仕様定義の不足検出および提案などの実績があり、量産前の検出による車輌開発の影響軽減に寄与しています。

ECUにおいて新規の通信プロトコルや各種規格を採用する際には、対応した評価規定の策定も欠かせません。アテックではお客さまの評価規定、評価環境に合わせたECU側ソフトウェアの実装に加えて、ご依頼の仕様に則ったテスタ(対抗機)の実装まで行うことにより、お客様の評価仕様の内容検証や改善提案を行ってきました。